骨折・捻挫・脱臼・打撲

当院では、骨折・捻挫・脱臼・打撲の治療に関しては、多くの症例経験を基に的確な判断と治療実績を積んでおります。
大切になってくることは、程度・時期・固定・リハビリ時期になってきます。その中で、保存治療で行えるもの、観血的な治療(手術)がどうしても必要なケースを見極めていかなければなりません。整形外科で手術が必要と言われたケースで、手術を行わないで保存治療を行い良き結果に結びついたケースも多々あります。正解は、結果論でしかありません、その患者様の考え方、生活様式、ご家族様との関係を含めた上でのアドバイスと治療を行う方針で決定していきます。

▶骨折治療はこちら

捻挫とは?

捻挫とは、骨と骨をつなぐ靭帯(じんたい)が無理やり引き伸ばされて、伸びたり切れたりする怪我のことです。そのため、関節部に起こるものでスネとか太ももとか、関節でない箇所には起きようがありません。時々、「靭帯損傷と言われました」と来る方がいらっしゃるのですが、同じことなのです。「靭帯損傷」と聞くととても重篤な感じがしますが、程度により症状は変わります。

 

当院で多くみられる捻挫部位

足関節・膝関節・肩関節・肘関節・足指・手指・股関節・頸部・腰部・股関節・仙腸関節

ほとんどの関節は捻ったり、スポーツをしている時に痛められたりするケースが多く、足首・突き指や寝違え、ぎっくり腰などもその代表例だといえます。
特に捻挫といえば足首を思い浮かべると思いますが、他にも捻挫を起こす箇所は多くあります。捻挫を起こすということは、関節部に何らかの後遺症を残す事になることがありますが、早期治療・早期リハビリを行うことで後遺症を最小限に抑える事ができます。

 

捻挫の程度

Ⅰ度捻挫  靭帯や軟部組織が伸ばされた程度のもの

Ⅱ度捻挫  靭帯や軟部組織が部分的に損傷したもの

Ⅲ度捻挫  靭帯や軟部組織が完全に断裂したもの
(手術が必要になることもあります)

捻挫の治療(足首例)とリスク

①まずは足首でも無数にある靭帯のどこが損傷しているのかを的確に判断します。
徒手検査・限局性圧痛・ストレステスト・腫脹・皮下出血の有無を確認し、エコーにて、その患部の腫脹や骨折が伴っていないかの判断を致します。
(レントゲンでは靭帯の評価はできないので、現在の評価としては、エコーの方が優れています)

②靭帯損傷の程度によってはしっかりとした固定を行い、安定性を維持し荷重をかけていく事で早期回復を促します。
ここで、固定を必要とする程度の捻挫で、固定をせず放置することにより将来的なリスクが発生してきます。変形性関節症へ移行したり、骨の相対関係が崩れ、それ以外の箇所への負担が大きくなり、二次的、三次的に障害が起こってくることもあり、そうなると治療を行ってもなかなか改善しない状態へと変化してしまう場合があります。

③約2W~3Wの固定とその間は、微弱電流治療・超音波治療・可動域訓練を行い、拘縮等を未然に防ぎ靭帯の早期修復を促します。

④固定除去後、バランストレーニングや、筋力強化、可動域訓練等を行い不安がなくなるレベルにまで改善し、治療終了となります。

脱臼

肩関節・肘関節・指関節・顎関節・腱脱臼・を主として、整復し固定からリハビリまでを的確な判断を基に治療を行っていきます。
脱臼は、初回の脱臼後の整復及び固定リハビリがとても大切になってきます。初回の治療を行うと、習慣性、反復性脱臼といい、再発リスクがとても多くなって来てしまいます。その状態に陥ると、手術を避けられなくなるケースがほとんどになってきます。もう一つは、リハビリを適切な時期に行わないと関節拘縮といい、関節自体が固まってきてしまい、予後が良くないケースもありますので、脱臼時は自身で判断せずに治療を行うことをお勧めいたします。

※肩関節の脱臼時の写真を載せてほしい(イメージ写真)

打撲

当院では、打撲症状を軽視しないようにしています。時には、エコーで検査するところ、骨折を併発する物も少なくはありません。
また、大腿部では、筋肉の深層に血腫がたまり、骨化性筋炎といい筋肉自体が骨化するケースも稀にあります。ですから、ある程度以上の打撲症状がある場合は、エコー又は、MRI等のある医療機関を受診することをお勧めいたします。また、時間が経過した後からでは、治療が困難になるケースもある為、迅速に検査等を行うと良いと思います。治療に関しては、物理療法と固定が中心になり、経過と共に運動療法を行い、正常な可動域と日常生活動作及びスポーツ復帰レベルに最短でなれるようにアプローチしていきます。

※打撲でのイメージ写真